2018年夏、sons wo: は本企画をもって「円盤に乗る派」として新しくスタートします。これは複数の作家・表現者が一緒にフラットにいられるための時間、あるべきところにいられるような場所を作るプロジェクトです。軸になるのはカゲヤマ気象台による上演作品ですが、様々なプログラムや冊子の発行、シンポジウムなどを並行して行います。
ここで試みられるのは匿名/顕名が平等になる場所です。誰でも発信が可能であり、大きな民衆の声が響き渡る世界の中で、小さな声が守られる場所はとても貴重です。さまざまな声が飛び交ううるさい場所を逃れて、そこであればしっかりものを見、考え、落ち着くことのできるという場所を確保します。それは演劇にまつわるあらゆる要素を、生活とダイレクトに接続するということでもあります。このプロジェクトを通じて、種々の、色んな意味で「実際に活用できる」アイディアを提唱します。ここを訪れた観客たちが各々の生活の中で、それらを実践し、少しでもより生きやすくなることができればと思います。
いつか現れる円盤に乗るということに、強い目的も思想もありません。それはただ「円盤に乗ってみた」という事実が残るだけです。他の人に何ら影響を与えることもなく、大きな社会にとって何の関係もありません。しかし「円盤に乗った人」と「乗らなかった人」は明らかに何かが違ってしまったはずであり、あくまで個人的なその変化に興味を持つ人々、誰にも気づかれない秘密を抱えたい人間たちこそ、「円盤に乗る派」と呼べるでしょう。
sons wo: 改め 円盤に乗る派
- 音響
-
- カゲヤマ気象台
- 照明
-
- みなみあかり(ACoRD)
- 振付
-
- Aokid
- 作・演出
-
- カゲヤマ気象台
- 出演
-
- 小山薫子
- 立蔵葉子(青年団)
- 峰松智弘(H-TOA)
- 映像
-
- 涌井智仁
-
前売(「STONE / ストーン」付)
- 2,500円
-
前売
- 2,000円
-
当日
- 2,500円