あらすじ
もと引きこもりでフリーターの40代前半の男と、一流大卒でフリーターの30代前半の女。
スポーツインストラクターの世界で有名な女と、コンビニでバイトをしながら主夫をする男。
子連れで再婚をしようとしている見目麗しい女と、マニアックな手作りに凝る女性経験の少ない男。
この三組が織りなす、“これっぽっち”な日常。
賃貸アパート、中古一戸建て、分譲マンションと三組それぞれ家の目の前に、高層マンションが新築された。
変わらないと見えた日常も、形を変えていかざるを得なくなる時が来た。
社交的で向上心の高い女は、大きな賭けにでようとし、
家族に時間を捧げてきた男は、家族に都合よく利用されることを拒絶し、
子どものために生きてきた女は、実は自分のことしか考えていなかった自らに絶望し、
自分のことしか考えずに生きてきたと感じていた男は、献身的な自分の想いを持て余し、
将来から逃げ続けてきた男は、突き付けられた選択肢を前に狼狽え、
若さを失いつつあることを自覚した女は、生活の一変を願う。
家族とは。夫婦とは。子供とは。仕事とは。家とは。
そして、夢とは。
どこにでるいる人々の、どこにでもある日常を、どこにでもある技法で、丁寧に描きます。
自分の能力の限界を知ることで諦めることができる。
自分の年齢を自覚することで諦めることができる。
諦めることは、悪いことばかりじゃない。
多くのものを諦めて手離し、それでも諦めず手に残したものを、大切にする。
それでしか、自らの生きる場所を守る術はない。
※受付開始・整理券発行は開演の45分前。開場は30分前。
※未就学児のご入場は、11月23日(祝・金)11時の回のみ可能です。
※演出の都合上、開演後の入場を制限させていただく場合がございます。
※会場は、靴を脱いでお座りいただきます。
※受付から会場までは階段となります。車椅子などでご来場の方は事前入場となりますので、前日までに劇団にお知らせ下さい。
- 作・演出
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- 棚瀬美幸
- 出演
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- 大森大介
- 木下菜穂子
- 橋本浩明
- 林田あゆみ(A級MissingLink)
- 三穂眞理子(劇団いちびり一家)
- 山本禎顕
- 舞台美術
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- 柴田隆弘
- 音響
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- 大西博樹
- 照明
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- 葛西健一(GEKKEN staff room)
- 舞台監督
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- 河村都(CQ)
- 宣伝美術
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- 岸本昌也
- 制作
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- 広瀬ふゆ(尾崎商店)
- 協力
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- 石垣佐登子
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前売券
- 2,500円
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当日券
- 2,800円
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高校生以下
- 1,500円