近づくほどに、すれ違っていく。いけない女と寄り添う男　共に歩んだ　嬉しいような悲しい物語
僕は空手空拳だ　おまけにそれを嘆きもしない　僕はいよいよの無一物だ
それにしても今日は好いお天気で　さつきから沢山の飛行機が飛んでゐる

-演出より-
光の見えない時代が続いている。そんな時代では夢や理想を持てない人が増えていて頻繁に使う電車では人身事故が頻発し（え、自殺……？）と反射的に過ぎる。「死にたい」と思って実行するのは怖いし、社会的に許されたことでは決してない。が、そうしたくなるのも仕方ないと思う。勧善懲悪で単純明快にしようもんなら薬物乱用防止のキャッチよろしく「ダメ。絶対。」となるのだが、そんな分かりきったことを言いたいわけじゃなくて、つい過ってしまう「死にたい」を「そうだよね」とせめて受け止めたい。

【出演者】
イトヲ、香川由依、山本知志、益田萠、田宮ヨシノリ（stereotype/劇団月光斜TeamBKC）、坂口望美、黒弥優、そふぃ（劇的集団忘却曲線）、学（劇団洗濯氣）

【スタッフ】舞台監督：長峯巧弥／音響：ＢＧＹ／照明：御手洗幸助／宣伝美術：さとる（劇的集団忘却曲線）／制作：坪井梢
製作：ハコベ　共催：公益財団法人京都市ユースサービス協会
【協力】くちびるに硫酸、dracom、stereotype、劇団月光斜TeamBKC、劇的集団忘却曲線、劇団洗濯氣
【助成】京都府文化力チャレンジ補助事業

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