ノーベル文学賞を受賞したポーランドの作家シェンキェヴィッチ(1846-1916)の代表作「クオ・ヴァディス(何処へ行く)」を、全編歌で綴るポップ・オペラ形式のミュージカルに仕立て、そのスケール感の大きさが「ものすごい大作(小藤田千栄子氏評)」と驚嘆されたミュージカル「何処へ行く」。西暦60年代のローマ帝国を舞台に、暴君ネロの悪政に反旗を翻した軍団将校マルクス・ウィニキウスと王女リギア姫との恋愛、ペテロの布教とキリスト教徒の迫害、ローマの大火など波瀾万丈のストーリーを、現代的な音楽とスピーディーな演出で描きます。「ひめゆり」「アワード」など多くのミュージカルを創作して来たミュージカル座代表のハマナカトオルと、米国ロサンジェルスで音楽を学び、宝塚歌劇団などの音楽を手がける作曲家takが、初めてコンビを組んで書き上げたオリジナル・ミュージカルです。
【ストーリー】
西暦60年代。暴君ネロの治世下でのローマ帝国は、ヨーロッパの大部分を支配していた。イエス・キリストの十字架刑から30年。使徒ペテロたちの伝道によって、キリスト教徒はひそかに信者の数を増やしていた。ローマ皇帝ネロは虚栄心の強い残虐な暴君で、自らの芸術的才能を自負することに熱中していた。ローマの軍団将校マルクス・ウィニキウスは、クリスチャンである美しい娘リギアを愛してしまう。ある日ネロの愚かな芸術的野心で、ペトロニウスの反対もむなしく、ローマの町は大火に包まれる。火事で家を失った民衆の怒りによる暴動を恐れたネロは、ローマの火事をキリスト教徒のせいにしてしまう。無実の信者たちは全員捕らえられ、リギアもまた投獄を免れなかった。ネロは信者の処刑を開始。リギアの身にも危険が迫っていた。ウィニキウスはリギアを救うため、命をかけて皇帝に反旗を翻す。そうした悲劇が巻き起こる中、ローマを去った使徒ペテロは、途上で主イエス・キリストに出会う。ひざまずき、「クオ・ヴァディス・ドミネ?(主よ、いずこへ行きたもう?)」と問いかけたペテロに、イエスは衝撃的な言葉で答えるのだった。「お前がローマに戻らなければ、私がローマに行き、もう一度十字架にかかろう。」
- 出演
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- 尾川詩帆
- 戸井勝海
- 松原剛志
- 光枝明彦
- 菊地まさはる
- 森田浩平
- 五十鈴ココ
- ラリソン彩華
- 黒瀬千鶴子
- 藤澤知佳
- 浦壁多恵
- 白鳥光夏
- 奈良坂潤紀
- 長谷川大祐
- 萬谷法英
- 山添 功
- 三木麻衣子
- 高橋辰也ほか
- 照明
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- 小川 修
- 音響
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- 中村恵美子
- 映像
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- JUNGO
- 小道具
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- 菅田紗子
- 舞台監督
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- 小谷 武
- 演出助手・振付助手
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- 梅沢明恵
- 音楽監督助手
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- 西 利里子
- 歌唱指導
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- 西 利里子
- 高橋辰也
- 宣伝美術
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- シマクラヨウ
- 制作
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- 川田真由美
- 小宮山雅美
- キャスティング
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- 井坂 茜
- 原作
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- シェンキェヴィッチ
- プロデューサー
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- 竹本敏彰
- ハマナカトオル
- 脚本・作詞・演出・振付
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- ハマナカトオル
- 企画・製作・主催
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- ミュージカル座
- 作曲・編曲・音楽監督
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- tak
- 美術
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- 松野 潤
- 衣裳
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- 藤澤知佳
- 衣裳・ヘアーアレンジ
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- 五大輝一
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SS席
- 9,800円
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S席
- 7,800円
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A席
- 5,800円
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B席
- 3,800円