2019年09月12日
2019年09月16日
終了済み
ABOUT
「熱海殺人事件」の“初演版”をやった時、アルベール・カミュの「異邦人」との類似性に気がついた。
そして、自分が「異邦人」をベースに舞台を作るなら、どんな作品になるだろうかと考えた。
世間に認められなければ、犯人は犯人になれない。これは「熱海殺人事件」で繰り返し提示されるテーマです。
現代社会においても“世間の望む姿”から外れた者たちが、激しく糾弾され、排除されるのはありふれた光景ではないでしょうか。
自ら選んだ人生を生きる。これは言うほど容易いことではなく、自由とは常に排除と隣り合わせにあります。
“今”という世界を生き抜くために、歩むべき道は何か…。この作品を通じて考えてみたいと思っています。
作・演出 渡辺和徳
STORY
ある浜辺で、一件の殺人事件が起こった。
殺されたのは、外国人の男。撃ち込まれた銃弾は——5発。
犯人は悔恨の情も見せず、男を殺した理由について、ただこう語った。
「太陽が眩しかったから」
陪審員は、ためらうことなく死刑を宣告した。
処刑を間近に控えた夜、牢を訪れた神父は犯人に懺悔を勧める。
最期の時に、寄り添おうとする神父をあざ笑いながら、犯人は自らの人生を語り始める。
“彼”はなぜ男を殺したのか。
なぜ“彼”は死刑にならねばならなかったのか。
全ての救いを拒絶して、犯人は処刑台へと向かっていく…。
- 作・演出
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- 渡辺和徳
- 協力
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- 北区AKT STAGE
- 劇想からまわりえっちゃん
- タンバリンアーティスツ
- 出演
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- 相良長仁
- 中村猿人
- 白神さき
- 農坂夢香
- 高野愛
- 舞台監督
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- 久保田智也
- 照明
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- 田中知之
- 音響
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- 大貫誉
- 宣伝写真
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- 堀内亮太
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一般
- 3,500円
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学生(公式サイトのみでの予約・要学生証)
- 2,500円